ある夏の夜。
ピッキーーーーーーーン!!!
何か衝撃が走り目覚めた。
『えっ?…何?なんだ?…』
『何で目が覚めたんだ?!』
私は、寝る事に関してはプロだと自負している。
のび太と同じく子供の頃から3秒で寝る。
そして、ちょっとやそっとのことでは目覚めない。
なのに…
なぜか目が覚めた。
そして…ふと、足を動かしたところ…。
『いったーーーーい!!』
全身に衝撃が走った。
『え?!えっ?!何っ?!何なのっ?!私の足どーしたの?!』
今まで味わった事のない感覚にジワジワと恐怖に包まれた。
『どうしよう。。』
『…。』
『…と…とりあえず寝よう!』
よくわからないけど、寝たら治る気がして寝ようとした。
しかし…足にちょっとでも力を入れようものなら痛い。
眠れない。
『うそでしょ?!何で?!』
もぅ。私の足は動かないのか?!
急に私の人生を変えてくるではないか?!
うそ。
もしかして。もう普通に暮らせないの?
あぁ。もっと行きたい所行っておけばよかった。
あそこも。あそこも。あそこも。。
行きたい所は山ほどあったのに。。
何で行っとかなかったんだ?!
私のあほ!!
今日から私の人生は変わってしまうのね。。
あ、昨日買ったサンダル。。
まさか。
もぅ。
履けない…?!
歩けない?!
うそだろ…。。泣きそーだ。。
と、…悶々と1人で絶望していた。。
その後…四苦八苦しながら、寝れそうな体勢に持っていき…何とか寝れた。
…そして朝。
『どうか、治っていますように…祈!』
恐る恐る足を動かした。
『ぎゃーー!!』
やっぱり、痛い。
泣きそうになりながら…携帯を手探りで探し…母へ電話。
『もしもし。何か歩けなくなったんだけど。』
『え?あんた何言ってるの?!朝は忙しいんだから、いたずら電話はやめて!』
全然信じないぢゃん。。
『いや、ほんとなんだって!とにかく、ひと段落したらでいいからうちに来てくれない?トイレにも行けない。もー漏れそー!』
ここまで言って、ようやく信じたようだった。
そのまま会社へも電話。
『すいません。足が動かなくなってしまったので今日は休みます。』
え?と怪訝そうな事務員さんだったが…お大事に。との事。。
…そして、30分後。母到着。
とりあえず、母の肩を借りトイレへ。
もー限界だった。
ギリセー!
後5分遅かったら漏らしてた。
あぁーー。トイレをこんなに愛しく感じるとは。笑っ。
『とにかく、病院行くわよ!』
母はイライラしながら私を整形外科へ連れていった。
母につかまりケンケンしながらやっと到着。
受付を済ませた。
…。。
…。。。
ん?
あれ?…
あれれ?…
自分の番が来るのを待っている間に急に痛みがひいた。
『何か。治ったんだけど。』
母に言うと、
『え?何でよ!💢』
『………わからん。。』
そして、私の番号が呼ばれた。
看護師さんに促されるまま中へ。
ドクターへ…かくかくしかじか説明。
『ふんふん。笑っ。それは、こむら返りだね。笑っ。』
『こ、こむら返り?何ですか?それ?』
『ようは足がつったって事だよ。』
…。
…。
え?…
つった?…
足が?
ただ…ただ…
つった?…
………
だけ?…
えーーーーーーっっ!!!
ただ。
足が。
つった。
だけ。。
母へ説明。
『はぁーーーーっ?!?!』
『あんたって…ほんと。人騒がせ。』
完全に呆れてた。
いや。1番呆れてるのは当の本人の私です。。
大変申し訳ございませんでした…お母様…。笑っ
私は生まれて初めて足がつるという体験をしたのでした。。
皆、気軽に足がつったーとか言っていたが…こんなにツラい事だったとは…
いやぁ。ほんと。
歩けなくなるのではないかと、本気で心配していた私…。。
…。
なんか、、
ひとまず、、
…。。
…。…。
バカなの?…(笑)
本日の学び
①人の痛みは…自分も経験しなければわからない。
足がつる原因は、たくさんの汗をかくことによる水分不足やミネラル不足、加齢や疲労、冷え、運動不足、ストレスなど様々。特に筋肉量の減少や血行不良が原因となる場合が多いとのこと。
これでストレス&筋肉をつけちゃおう!!(笑)
②いつもと違う出来事に遭遇したら…まずは落ち着いてネットで調べよう!
③毎度毎度呆れつつ…つきあってくれる家族に感謝しよう。笑っ