私が営業ウーマンの頃。

ある飲食店経営者のお客様から、自分の料理をぜひ食べて欲しいとお電話がありました。

この頃の私は…夜の世界とは決別し昼間の仕事で自分の力を試しているところがあった。

会社というところに属した事がないので…夜の匂いがしないよう…身なりや言葉遣いに気をつけ必死に追われる数字と戦っていた。

そんな頃に出会った飲食店社長からのお誘いだった

                

私の心
(私の心)面倒臭いあまり料理にも興味がない。
大体なぜ私に食べて欲しいと思うのか?

 

社長
「実は今、お店改装中だから外で食べてもらうようになるんだけど大丈夫かなぁ?」
(私の口)「お外?公園とかですかぁ?笑」
社長
「いや。外では申し訳ないから部屋をとっておくよ。」

 

(私の口)「部屋とは?ホテルとかですか?笑」
社長
「まぁ。そうなるけど。。こんなよぼよぼじじぃが変なことなんかしないから。安心してよーははー笑」
「新しい料理を考えたから、ぜひ女性の意見を聞きたいんだよ!」

 

私の心
(私の心)冗談で言ったのだがまじか。。
そして、またまた面倒臭い。。
確か。。社長は70代だったはず。もうそんな事もできないか笑。
(失礼なヤツ)
まぁ、下手に断ると今後の関係にも響くし(計算)

 

(私の口)「もちろん!信用してますよー笑」

 

面倒だと思いながらも…口が勝手にOKしてしまう。。

営業とは悲しい生き物である。。

 

そして当日。

社長のお店へ伺い…社長の車乗せていただ事になった。

どこのホテルかと尋ねると…

まぁ。近くだから大丈夫。

…と、わけのわからない返答が返ってきた

もー着くよ。

と、言うので外の景色を見ると…少し先にラブホテルがあった。

おいおいおい。。マジかよ。。

まさかのラブホテルに少し動揺したが…自意識過剰すぎか!と思い直し、部屋へと入った。

社長の作った料理をいただき

 

美味しい、美味しい
これは何ですかー?
へー!
女性は好きな味だと思いますよー

 

適当な回答のオンパレード笑

 実のところ私は高いものを食べてもその良さがわからない笑

基本食べ物に興味がない。

食べるのがめんどくさいと思ってしまう。

かわいそうなヤツなのだ。

とにかく。面倒なので早く終わりにしたくて…たいして噛みもせずに全て飲みこんだ。

 

一通りいただき、お礼を伝え。

 

では、私は次の約束があるのでそろそろ戻りましょう。と伝えた瞬間。

 

抱きしめられキスされる。

 

このーーー!!じじぃぃーーー!!!💢💢💢

 

あまりにも腹が立ち、お客様だという事も忘れ

 

 

『このーー!!くそじじぃがぁーーー!!💢』

豪快にひっぱたき退散。

 

💢💢💢
どーゆー事だ?!あんなじじーでもできるものなのか?!やっぱり失礼笑)

キスだけしたら満足だったのか?!

本気で鳥肌だわっっ!!気持ち悪いっっ!!

あぁぁーー!!私が甘かった!!

じじーだと思って油断した!

きぃぃぃーーーっっ!!悔しーーーっっ!!

 

どこだかわからない道をタイトスカート&ハイヒールでズンズン歩きながら…じじぃより何より、甘すぎる自分に腹を立てていた。

夜のお店に来るお客様と、昼の営業のお客様は…どこかで別の人種だと思っていた。

しかし…よくよく考えれば…当たり前のように一緒なのである。

夜のお客様も昼間はそれぞれお仕事をしてるわけで…

要は、昼に出会ったか…夜に出会ったかの違いだけ。

夜の世界で育った私は…昼間の仕事とお客様を美化しすぎていた…という…間抜け極まりないオチだったわけである。。

 

男は何歳でもそして、結婚していてもエロい事を考え、実行しようとしている。

女性諸君。10代でも70代でもはたまた80代でも?男と個室で2人きりになるのはやめよ。危険だ。

そして。男性諸君。こんな浅ましい下品な男に成り下がるのはやめよ。

 

 

 

その後会社のボスへ事情を説明し、担当を外してもらった。

何度か社長からは連絡があったが全て無視。

留守電に、本当に申し訳なかった!許してほしい。と泣きそうな声で何度も入っていた。

…まぁ。

…なんだ。

…。

…とりあえず。。

…。

お前など知らん。。

 

私の人生から彼は抹消されましたとさ。

めでたし。めでたし。笑

 

 

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