私が営業ウーマンの頃。
ある飲食店経営者のお客様から、自分の料理をぜひ食べて欲しいとお電話がありました。
この頃の私は…夜の世界とは決別し…昼間の仕事で自分の力を試しているところがあった。
会社というところに属した事がないので…夜の匂いがしないよう…身なりや言葉遣いに気をつけ…必死に追われる数字と戦っていた。
そんな頃に出会った飲食店社長からのお誘いだった。
大体なぜ私に食べて欲しいと思うのか?
「新しい料理を考えたから、ぜひ女性の意見を聞きたいんだよ!」
そして、またまた面倒臭い。。
確か。。社長は70代だったはず。もうそんな事もできないか笑。
(失礼なヤツ)
まぁ、下手に断ると今後の関係にも響くし…(計算)
面倒だと思いながらも…口が勝手にOKしてしまう。。
営業とは悲しい生き物である。。
そして…当日。
社長のお店へ伺い…社長の車へ乗せていただく事になった。
どこのホテルかと尋ねると…
まぁ。近くだから大丈夫。
…と、わけのわからない返答が返ってきた。
もー着くよ。
と、言うので外の景色を見ると…少し先にラブホテルがあった。
おいおいおい。。マジかよ。。
まさかのラブホテルに少し動揺したが…自意識過剰すぎか!と思い直し、部屋へと入った。
社長の作った料理をいただき…
これは何ですかー?
へー!
女性は好きな味だと思いますよー♪
適当な回答のオンパレード笑
実のところ…私は高いものを食べてもその良さがわからない笑
基本…食べ物に興味がない。
食べるのがめんどくさいと思ってしまう。
かわいそうなヤツなのだ。
とにかく。面倒なので早く終わりにしたくて…たいして噛みもせずに全て飲みこんだ。
一通りいただき、お礼を伝え。
では、私は次の約束があるのでそろそろ戻りましょう。と伝えた瞬間。
抱きしめられ…キスされる。
あまりにも腹が立ち、お客様だという事も忘れ…
『このーー!!くそじじぃがぁーーー!!💢』
豪快にひっぱたき退散。
💢💢💢
どーゆー事だ?!あんなじじーでもできるものなのか?!(やっぱり失礼笑)
キスだけしたら満足だったのか?!
本気で鳥肌だわっっ!!気持ち悪いっっ!!
あぁぁーー!!私が甘かった!!
じじーだと思って油断した!
きぃぃぃーーーっっ!!悔しーーーっっ!!
どこだかわからない道をタイトスカート&ハイヒールでズンズン歩きながら…じじぃより何より、甘すぎる自分に腹を立てていた。
夜のお店に来るお客様と、昼の営業のお客様は…どこかで別の人種だと思っていた。
しかし…よくよく考えれば…当たり前のように一緒なのである。
夜のお客様も昼間はそれぞれお仕事をしてるわけで…
要は、昼に出会ったか…夜に出会ったかの違いだけ。
夜の世界で育った私は…昼間の仕事とお客様を美化しすぎていた…という…間抜け極まりないオチだったわけである。。
① 男は何歳でも…そして、結婚していても…エロい事を考え、実行しようとしている。
② 女性諸君。10代でも70代でも…はたまた80代でも?!…男と個室で2人きりになるのはやめよ。危険だ。
③ そして。男性諸君。こんな浅ましい下品な男に成り下がるのはやめよ。
その後…会社のボスへ事情を説明し、担当を外してもらった。
何度か社長からは連絡があったが全て無視。
留守電に、本当に申し訳なかった!許してほしい。と泣きそうな声で何度も入っていた。
…。
…。
…まぁ。
…なんだ。
…。
…とりあえず。。
…。
…お前など知らん。。
私の人生から彼は抹消されましたとさ。
めでたし。めでたし。笑